特別の傘

今日ひさしぶりに傘の修理のご依頼を頂きました。

 

「30年前、お嫁に行く時、お祝いに頂いた傘です。」

 

私にとっては初めて見る柄でしたが、当店で長年取扱いしている「ほぐし織り」の傘。

 

骨が折れたり留め具が無くなったりで、処分を考えたのでしょうが、ダメもとで隣町からわざわざご相談にいらっしゃいました。

 

修理可能ということで、ご安心頂きました。

(ちなみに骨折れ修理300円です)

 

 

それにしても30年間使ったとは思えない保存状態。

 

傘生地の傷みよりも、骨と骨のつなぎ目が錆びてきて劣化するのですが、

ほとんど錆びが見当たりません。

 

きっと雨で濡れた傘は広げて乾かし、湿気がなくなってから畳んで保管されたのだと思われます。

 

丁寧に使っていると30年も保つんですね!

 

でも、修理したからあと10年は使えるかもですよ(笑)